快適手帳生活

システム手帳

ノート仕事用の手帳として使われていることの多いシステム手帳。

本体がバインダー形式になっていて、用紙が交換できたり、増やしたりできるため、スケジュールを書き込む用紙を入れたりアドレスを書き込む用紙を入れたり、様々な使い方ができます。


リフィル

システム手帳には、差し替え可能な用紙の種類が数多くあります。

主なものとして、カレンダーがついている予定表や無地のもの、罫線があるもの、方眼になっているもの、アドレスを書き込むもの、その他にも都市図や鉄道の路線図などもあります。名刺を入れられるようになっているものや電卓のリフィルもあります。

用紙が足りなくなったら買い足すことができますし、必要なものだけをバインダーに挟んでおくことができます。

予定表も月別、週別になっているものがあり、『MONTHLY』『WEEKLY』『MEMO』『ADDRESS』などの分類用のインデックスシートもあり、目的のページをすぐに開くことができます。

目的に合わせて使える

システム手帳は、使う人の仕事の内容、生活習慣、趣味などによって、様々なレフィルを自由に組み合わせることができます。

定規や電卓を挟んでおけるレフィルもとても便利です。日記代わりにも使え、使う人次第でどんなふうにでも使いこなせる手帳なのです。

長く使える

毎年、システム手帳のバインダーはもちろんのこと、各年に合わせて印刷された予定表や追加用のメモのレフィルなどが販売され、お気に入りのバインダーさえ持っていれば長く使い続けることができます。

また、アドレスなども書き写す必要もなくそのまま使えますので手間もかかりません。

システム手帳の誕生

システム手帳は1921年にイギリスで『6穴バインダー手帳』としてFILOFAXというブランド名で販システム手帳売されたのが最初です。

本来、秘書や副官などを持たない牧師や尉官クラスの将校が、自分が信者に指導を行っている教区や、率いている部隊に関する記録を収めるためのものでした。

いつでも用紙の差し替えができ、利便性の向上が図られ、組織的に運用が可能なことから、1984年に日本に入ってきてからは、徐々に流行るようになりました。

システム手帳の背景

システム手帳が考え出された背景には、第一次世界大戦の反省がありました。

それ以前では、貴族が指揮官となって、一般の平民を統率して戦う方法が一般的でしたが、第一次世界大戦のような国の力を総動員した大きな戦いにおいて、機関銃やダイナマイトなどの数多くの新兵器によって、莫大な人的損害があり、貴族が統率をとるという前提を覆ざるを得なくなったのです。

女性労働者が生産労働力として駆りだされ、将校として平民が大量に採用されて活躍しました。こうしたことが、大量に消費する武器の在庫管理や兵隊が消費する食料の管理、天候や風向きに左右される毒ガスの脅威、武器による一斉射撃と時間を合わせた突撃の支持などの情報の管理は死活問題に及んだのです。

平民将校は優秀であっても指揮するのに不慣れであり、頭の中で軍隊を動かすには限界を超えていたのです。数多くの平民を兵士や将校として使っていかなければならない状況で、扱う情報の量も莫大なものとなっていたのです。

このような深刻な問題を解消するために、英国陸軍の将校が考え出したのが、このシステム手帳という情報ツールだったのです。

日本でのシステム手帳

大規模な戦争が生み出したシステム手帳は、徐々に利便性が広まり、様々なシーンで使われるようになり、1984年に日本でもFILOFAXが正式に発売されました。

マスメディアで著名人が、とても便利な手帳とコメントしたことから、1980代後半から1990年代の中期にかけ、同じようなシステム手帳も数多く販売され、あっという間に愛好者が増加しました。テレビドラマの小道具として、医者や弁護士などの役柄を強調するアイテムとして使われ、機能的に使えることが強調されていました。